豊橋路面電車の井原停留場

路面電車好きが豊橋鉄道の誇る豊橋市電に注目し、井原停留所を
見たくなるオススメ3つの理由を紹介します。

何故今路面電車好きが注目するのか、利用者ファーストの考え方からすると
路面電車は将来全ての車両が超低床車両傾向に向かうのか?
そうすると、現行高床車両が使用廃止の方向に向かうのではないかと心配しているからです。

このブログでわかる事
1.12番目の停留所となる、井原停留所の場所と迫力カーブ。
2.井原停留所に行って見たくなるオススメ3つの理由。
①1つ目の理由、路面電車日本一の90度カーブがあります。
②2つ目の理由、井原停留所が3ケ所あります(停留所区間最短も日本一かも)。
③3つ目の理由、井原カーブ専用高床電車は生き残れるか。

豊橋市電井原停留所の場所と迫力カーブ。

路面電車【豊橋市電】が誇る日本一急カーブ、井原カーブの迫力動画です。
カーブ動画を外側から見るとこのような感じです。
近くで見る90度カーブは
接触しないと分かっていても
周囲の車に当たりそうなスリルを感じます。
どうぞご覧下さい。井原停留場(東田側)。

電車内から見てもドキッとしますが
外から見るとそれ以上です。
そして内側の歩道からだとさらに迫力満点です。

半径11m動画は迫力があります。
実際にカーブの外側と内側を
自分の目で見て、音と振動を感じる方が
記憶に残り楽しいです。

これが市電を見る醍醐味と言えます。
何度みても飽きません。

豊橋市電の井原停留所を見たくなるオススメ3つの理由。

井原停留所の井原カーブを紹介します。
写真で電車と車台の動きも紹介していきます。

乗車時に前払い(Suica)などのカードか現金払いです。
全停留場共通です。

1.井原停留場(運動公園側)を発車。

1つ目の理由、路面電車日本一の90度カーブ。

上記で観ていただいた井原カーブを見やすいように連写写真を掲載します。

路面電車【豊橋市電】の井原カーブと特徴を写真で見る。

ここにある井原カーブが
日本一急カーブ(半径11m)と有名な場所。

写真でその魅力と迫力をお伝えします。
場所を変えての写真をお楽しみ下さい。

動画だけでなく写真でカーブでの動きを
みて頂くために連写したものを載せます。

一般信号もありますから自転車の女性が渡ってます。

頭では分かっているのですが、電車が道路に出てきます(笑い)。

当たり前の事ですが、前後左右の車は停止中です。

路面電車が我が物顔でカーブします。

ここがまさに半径11mの頂点です。

日本一急カーブの井原カーブを通っていきます。

なんとカーブを曲がって直ぐに停留場があります。
カーブ半径だけでなく停留場区間の距離も日本一短いかもしれません。

いかがでしたか?
井原カーブを連写した写真を掲載しました。

先入観を持たずじっと見ると電車が狭い道路を走る不思議さを
感じます。

慣れてしまえばなんて事はないのでしょうが
これだけの急カーブはあまりないのでしょう。

だから日本一急カーブと言われるわけですね。

2つ目の理由、井原停留所が3ケ所あります。

井原停留所(乗り場)は3ケ所あり同じ名前です。
1.駅前方面乗り場
2.運動公園前方面乗り場
3.赤岩口方面乗り場

何故か?
元々豊橋駅前方面乗り場は1960年(昭和35年)
6月1日に赤岩口停留所前の停留所として開業していました。

1982年(昭和57年)7月31日に運動公園前停留所の支線開業と同時に
に新しく井原停留場(運動公園前方面側)としてと同時に開設。
信号手前の駅前方面乗り場を出発し
信号をカーブして渡るとすぐに運動公園前乗り場に到着
そのため、停留所間隔は30mもありません。

停留所名が同じとはいえ赤岩口方面乗り場も停留所間が約30mなので
日本一停留所間が短い場所かもしれません。
ユニークだと思います。

3つ目の理由、井原カーブ専用高床電車は生き残れるか。

路面電車はバリアフリー化の為、超低床電車に移行するという
時代の流れにあります。
2008年(平成20年)12月より営業運転を開始した
豊橋鉄道T1000形電車(ほっトラムの愛称)は、豊橋鉄道が保有する路面電車車両ですが
急カーブとなる井原カーブは曲がれない為、井原と運動公園前間の運行はされていません。

豊橋鉄道は同社所有のモ800形(過去に名古屋鉄道(名鉄)に在籍した部分底床車両)は
わざわざ車高を上げて台車カバーを撤去したことで急カーブを走行可能とし
2018年(平成30年)4月から運動公園前まで運行できる様になりました。

しかし、超低床車両のT1000形は曲がれない為運動公園前までは運行されていませんので
底床車両と井原カーブを曲がれる高床車両の混在がいつまで可能なのかという事です。

電車も工業製品です。
路面電車の全てが底床車両に移行する流れになった後
井原カーブ走行可能車両が修理不可能の時代が来ないとも限りません。

底床車両という時代の流れに流されずに路面電車日本一の急カーブである
井原カーブ走行可能車両に今後も残って欲しいと願いたいものです。

急カーブでの電車の車体下部の車台の動きをご覧下さい。
車体上部は固定物ですから当たり前の事ですが
見た目曲がることもありません。

車体下部を見ると各車台が独立して
レールに沿うように動きます。

①左カーブの始め前方車台は、車体以上に
車台がレールに沿う為左側へ振れているのが分かります。

②左カーブの途中後方車台は、前方車台とはの逆に
車台がレールに沿う為右側へ振れているのが分かります。

狭いカーブだけに
左右の車輪がレールに対して目一杯傾き
外部車輪にGが相当かかるんだろうなとおもいます。

残念ながら位置的に車輪の細かい位置、動きまでは
分かりません。

内側近くの歩道に寝そべって下から撮ろうかとも
思いましたが、誤解をまねいて通報されたくないので
残念ながら止めました(笑い)。

鉄道好きな方ならご存知でしょう。
鉄道の足となる車輪部分は
左右の車輪と車軸は固定されていて
カーブの時、自動車のようにデフがあるわけでないので
外輪と内輪の内輪差が調整できません。

蛇足説明をさせて下さい。
電車の車輪は、車軸に固定されているため
内輪差解消の方法として
車輪の内側から外側に向かい円錐形の形を
しています。

曲がる時
レールに対して外側車輪は遠心力により大径の内側輪が接し
内側車輪は反対に小径の外側輪が接します。

左右車輪の径差により自動車のデフと同じ役割をはたし
問題なくレール上カーブして行きます。

とても気になり見たいのですが
間近で見ることなんて出来ないので
せめて分かる範囲で写真を撮りました。

いかがでしたか?
少しは違いが分かって頂けたでしょうか。

大きな車体がカーブする時、車台も動くわけですから
迫力があります。

又、レール、車輪、車台、車体のスプリング等
摩擦音が更に臨場感を高めてくれます。

まとめ。

如何でしょうか。

1.豊橋市電12番目の停留所、井原停留所の場所と迫力カーブ。
2.井原停留所に行って見たくなるオススメ3つの理由。
①1つ目の理由、路面電車日本一の90度カーブがあります。
②2つ目の理由、井原停留所が3ケ所あります(停留所区間最短も日本一かも)。
③3つ目の理由、井原カーブ専用高床電車は生き残れるか。

近くで見ると
道路の幅が狭いだけに迫力は当然ですが
間近で電車の車台を見ることができるのが何より楽しいです。

超底床車両傾向の時代に流されず
井原~運動公園前間の運行を継続して欲しい停留所です。
豊橋観光にお越しの際、行程の中に組み込み
日本一の急カーブを是非一度ご覧下さい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。