豊橋路面電車で市内観光ができます。

愛知県豊橋市内で運行されている路面電車、通称【市電】
このブログを見て、乗って楽しめる市電を使い観光すれば
旅行計画を立てるお悩みが解消できます。

このブログで分かること
1.豊橋路面電車の歴史。
2.豊橋市電90度カーブは乗って楽しい見て面白いアトラクション!
3.豊橋鉄道の路面電車(豊橋市電)に乗って楽しい散歩観光コース5つ
①豊橋公会堂。
②吉田城址・美術博物館。
③二連木城址。
④石巻山(標高358m)パワースポット。
⑤葦毛湿原。
豊橋市電で行ける貴重な近場観光地とパワースポットが分かります。
駅から近くで自然を満喫できます。

【豊橋市電】の鉄道会社沿革を紹介します。

会社名:豊橋鉄道株式会社。
通称:市内線・市電。
運行開始:大正14年(1925年)7月14日、豊橋電気軌道により敷設されました。

昭和24年(1949年)9月1日豊橋電気軌道が豊橋交通に社名変更されました。。

昭和29年(1954年)7月22日 豊橋交通が豊橋鉄道に社名変更されました。。

敷設範囲:豊橋駅前から赤岩口停留場までと
運動公園前停留場。

豊橋駅前から井原停留場前までは同一路線で
井原停留場前から分岐して
赤岩口停留場と運動公園前停留場に分かれます。

駅数:14駅(2023年6月現在)です。

駅名:
1.駅前停留場(始発駅または終着駅)
2.駅前大通停留場
3.新川停留場
4.札木停留場
5.市役所前停留場
6.豊橋公園前停留場
7.東八町停留場
8.前畑停留場
9.東田坂上停留場
10.東田停留場
11.競輪場前停留場
12.井原停留場
13.赤岩口停留場
14.運動公園前停留場

運行間隔:平日、休日ともに7~8分毎に電車が行き来してます。
(早朝と深夜は間隔が長いです。)

各停留所間隔距離:平均400m
(短い間隔は200m、長い間隔でも700m)です。

運賃:大人180円・子供90円(均一)駅前電停自動券売機で買えます。
(一駅分・終点までと、どちらも同額です)
1日フリー乗車券は大人500円(小児250円)。駅前電停自動券売機で買えます。
観光に最適です。

豊橋市電90度カーブは乗って楽しい見て面白いアトラクション!動画

カーブ動画を外側から見るとこんな感じです。
遠くからですが、近くでみても90度カーブの交差
はスリルを感じます。実際に乗って見るとさらに面白い
ぶつかる事が無いと分かっていてもドキッとします。

新川駅過ぎ、左折して国道259号線に合流する動画です。

豊橋鉄道の路面電車が役立つ楽しい散歩観光コース5選。

1.駅前停留場(始発駅または終着駅)です。
乗車時に前払い(Suica)などのカードか現金払いです。
運賃:大人180円・子供90円(均一)駅前電停自動券売機で買えます。
(一駅分・終点までと、どちらも同額です)
1日フリー乗車券は大人500円(小児250円)。駅前電停自動券売機で買えます。
観光に最適です。

出発直後に左カーブがあります。

カーブがあると何故か乗ってて
楽しい気持になるのは自分だけかもしれません。

豊橋公会堂

5番目停留所・市役所前停留場
この停留場も直前に90度曲がるので面白いです。
それも、国道1号線に合流するからなおのことです。

国道1号線は車が途切れる事無いほど交通量が
多く、そんな交差点で右カーブ90度するので
停止している車を見ながら交通量の多さを
改めて実感できてしまいます。

市役所前停留場を下車して左側徒歩100mで豊橋公会堂に着きます。
昭和5年(1930年)にされ、翌1931年(昭和6年)に竣工しました。
当時の有名建築家中村與資平の設計で建設。鉄筋コンクリート造。

初めて見たときは、正直驚きました。
豊橋で見るからに歴史的な建造物があるなんてビックリ。
とても贅沢な作りになっています。一見の価値あります。

良いものは見ていて時間を忘れます。

吉田城址・美術博物館

6番目停留所・豊橋公園前停留所。
市役所から直線で、たった200mと短いです。
豊橋公会堂を観るため下車されたなら
吉田城と美術博物館はそのまま徒歩で行く方が
早いです。
豊橋美術博物館は静かに鑑賞出来て最適です。
が現在、空気環境調整のため休館中

リニューアルオープンは2024年3月1日と出ていました。

吉田城も大きくはありませんが、近くに川が流れ
自然の地形を使った所が良いですね。
16世紀初頭の建築で
徳川家臣団の酒井忠次が就任後大改築が行われたそうです。
大河ドラマに出てますね。


現在石垣の修理中で、令和6年3月15日まで掛かる予定です。
千貫櫓の前辰巳櫓側の石垣を外して工事をしていました。

鉄櫓(くろがねやぐら)

鉄櫓側から撮った石垣工事写真


川に面した鉄櫓側からは工事用防壁に
一部透明アクリル板が使われ見る事が出来ます。

外した石垣に場所の名前を書いてありました。

こんな機会は一生に一度だけかもしれません。
皆さん是非令和6年3月15日までに
吉田城址を訪ねては如何でしょうか。

当時の吉田城は美術博物館や公園、グランドそして
豊橋市役所等吉田城の範囲でしたので今見る城址の10倍以上は
広かった事になります。
元亀2年(1571)武田信玄からの猛攻に対し、酒井忠次は吉田城に籠り
城を固く守り耐えたとあります。

次に紹介する二連木城址とも同時代の城として
深いつながりがあるので事前に調べると尚楽しいです。

石垣などを見ているとこれまた気持ちが入ります。
豊橋公園もありまるっと1日あっても足らない
自然に触れ合いながら十分散歩できます。
観光に最適ですが、歩き疲れるぐらい広いです。

二連木城址

10番目.東田停留場です。
ここを下車して東田電停交差点を左折し500mほど歩くと
二連木城址があります。
築城は明応2年(1493年)
戸田氏中興の祖戸田宗光(全久)とあります。
入り口写真

土塁は名残がありますが城の形、基礎になる石垣などはありません。

元亀2年(1571)甲斐武田信玄が攻めて落城しています。
二連木城から吉田城まで1kmと少しあります
武田信玄が徳川領内に入り
武田軍の猛攻で酒井忠次は苦戦し吉田城に籠もりました。
当時の地図からしても小ぶりな城であったことが分かります。

土塁の名残です。

武田信玄との関連は
大きく知られた場所でないからこそ貴重です。
見てはいかがでしょうか。

戻って東田停留場から
特別な事はなく過ぎていきます。
ただその先の競輪場前停留場手前で単線になるため
東田停留場を過ぎるとしばらく停車して
対向車線の市電を待ちます。

特別なにも無い停留場ですが、停車して
交差する市電を唯一見れるスポットです。
結構貴重な場所になります。

石巻山(標高358m)パワースポット。

13番目.赤岩口停留場終点。
全行程:4.8kmとなりますが

ここから紹介する観光コースは自然を感じ、パワースポットも巡る行程です。

石巻山(標高358m)パワースポット。
行程
市電赤岩口停留所下車し、直進700m先信号(野添橋北)を左折後
直進して乗小路トンネルを抜けた先の信号約4km(石巻本町中尻)を右折する。

379号線道路を進み石巻神社下社を過ぎ右折して登る。
右折場所には丁度下社の駐車場があり(10台分)
それを過ぎて直ぐにほっとい亭(やまいも料理専門店)が見えます。
さらに過ぎて上がって行くと右側に山道入り口が見えます。
無料貸し出し杖が何本かおいてあるので分かります。
そこから徒歩だと約1時間ぐらいでナツメ別館まで登れます。

すべて登山すると約1時間30分ぐらい掛かるので
時間短縮されたい方はタクシーを使用して
その先のナツメ別館(駐車場有り約20台)付近まで行くと後が楽です。
私はその方法で行き、お陰で楽でした。

ナツメ別館駐車場からなら約30分ぐらいで石巻山の山頂まで上がれます。
登り始めて直ぐに石巻神社上社があります。
登山安全祈願も兼ねてお参りしました。

案内看板があり、上社から「約20分で山頂」と出ていました。
具体的に書いてあるとちょっと気分は楽です。

でも登り始めて気が付きます。
やはり登山だ!

私はその日、登山にも使えそうなライディングブーツを
履いていましたので良かったですが
ここは最低運動靴が良いと思います。

間違っても、革靴・パンプスなどの街歩き靴はオススメできません。
理想は登山靴ですが誰もが持っている靴ではないので
せめて運動靴は履きましょう。

運動靴と合わせて軍手などの手を保護できる手袋をしましょう。
何故か?
山道に何故か時々ガラスの破片が落ちていました。
私はバイク用の手袋をしていましたので良いですが
ころんだ時の為手袋をして登山しましょう。

そして、山歩きの方法として参考にして頂ければ嬉しいのですが
靴を踵からでなく、つま先(足の甲)から着地する気持ちで
足裏全体で着地する。歩幅も気持ち狭くします。
そうすれば膝と腰への疲労度を軽減できます。
踵だけよりも甲も含めて幅が広く安定しやすいのも理由です。

山頂近くになると結構岩だらけで、手で岩をつかんで
体を安定しやすくしましょう。この方が楽です。

ロープや鎖などを使い階段を登る場所が何箇所もあります。

そしてやっと山頂到着です。
岩でゴツゴツしていて場所も広くはありませんが
360度の大パノラマを堪能出来ます。
パワースポットと言われる所以なのでしょう。
登った日も晴天で風も無く暑いくらいでしたので
リュックに入れたウィンドブレーカーを使わずに済みました。

山頂写真

山頂より三河湾を撮る。

平日に行きましたので人はまばらで
むしろ人恋しくなり合う人には「こんにちわ」の連発です。
そうは言っても10人もいませんでしたけどね。
休憩して気分爽快になったところで下山します。

やはり下山は少し怖いです。
特に山頂から下りの場合、足、手の置き場所をしっかり
確認しながら掴まないと落ちると痛そうだ。
という気持ちになります。

落ち葉もあるので気を付けないと滑ります。
雨が降った5日後ぐらいに行ってよかったです。
もし、湿っていればもっと怖かったでしょう。

気を付けながら下山し、石巻神社の上社まで無事着き
登山前にお参りしてよかった。と心から思いました。

市電で赤岩口停留所下車したあとタクシーを利用した方が良いと思います。
下車後、近くのヤマナカフランテ(食品スーパー)でタクシーを呼びましょう。
おやつと水などを購入するのに便利です。
昼食を購入するのも最適な場所です。
赤岩口から石巻神社下社まで4km以上あり
下社からナツメ別館駐車場まで車で約1.5kmありますので
全てを徒歩というのは大変です。

行きは、ナツメ別館までタクシーで行き
下山後、ナツメ別館か石巻神社下社までさらに降りて
タクシーを呼ぶのが良いと思います。
体の負担がすこしの登山だけで済み余力を残せます。

葦毛湿原。

葦毛湿原(いもうしつげん)。
赤岩寺停留所下車から直進して800m野添橋北(信号)を
右折し約3km行けば葦毛湿原があります。

自然豊かな湿原が市電下車後、わずか数kmの所にあるのが素晴らしい。
タクシーでゴルフクラブ・オアシスを目印に走り手前右側に折れると
葦毛湿原観光用の駐車場があります。
すべて観るつもりならなるべく明るい時間に行き
2時間ぐらい掛かるつもりで行ったほうがよいです。

実際に観るとこんな所があるんだという感想を持ちます。

自然を身近に感じます。

希少植物ノカンゾウを鹿さんが食べに来るのでネットを張っています。
鹿さんがいるんですね。びっくりです。

葦毛湿原はほんとに湿原しかありませんが
見てて飽きないですよ。
自然っていいもんですね。と言いたくなります。

帰りはやはり葦毛湿原駐車場かゴルフクラブ・オアシスまで
タクシーを呼ぶことになります。
すべて歩くのはちょっと大変です。

豊橋市電だけでなくタクシー利用をオススメします。
豊橋は、わずかな距離範囲のなかにさまざまに自然を楽しめる
観光スポットがあるのが嬉しいところです。

まとめ

いかがでしょうか。
豊橋市電90度交差アトラクションカーブと
路面電車が役立つ乗って楽しい散歩観光コース5つ。
①豊橋公会堂。
②吉田城址・美術博物館。
③二連木城址。
④石巻山(標高358m)パワースポット。
⑤葦毛湿原。

豊橋市電を使えばあまり知られていない観光施設を訪れる
ことも出来ますし、タクシーの合わせ技でパワースポットにも簡単に
観光コースを設定出来ます。

赤岩口停留所下車から近くで自然を満喫できます。

観光コースに悩まれるようであれば
解決策の一つになります。
是非ご検討下さい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。